今期注目を集めている木曜10時ドラマ『silent(サイレント)』
耳の聞こえなくなった目黒蓮演じる佐倉想の現在の恋人(?)夏帆さんの表情の演技も上手すぎると話題になっています!
しかし一部ネットユーザーから
「夏帆は実は嫌な女なのでは?」「夏帆は女の敵」という声がちらほら出現してきています。
なぜ夏帆さんの役がそのように言われるのでしょうか?
あざとい女だと言われる理由と、伝説の「NANA幸子テクニック」を振り返ってみましょう!
silent:夏帆の役どころ
奈々は、生まれつき耳が聞こえず、高校まではろう学校に通っていた。卒業後は一般の大学に進学するが、周りにろう者がいない環境で苦労。そんなある日、「若年発症型両側性感音難聴」を患う佐倉想(目黒蓮さん)と出会い、手話を教えるようになったことをきっかけに距離を縮め、卒業した今でも行動を共にしている。
silent
この文章を読むと夏帆演じる奈々は想の恋人というわけではなさそうですね?
しかし想のことが好きな様子は伝わってきます。
想と話すときの奈々は本当に表情豊かでかわいいですよね。
silent:夏帆は嫌な女の可能性?
手話での演技が表情豊かでかわいい!と評判の夏帆ですが、そんな夏帆演じる奈々に少し警戒心を持つ視聴者が表れてきています。
silent:夏帆の役がちょっと性格悪い?
第二話。紬が落としたイヤホンを想が拾いそのイヤホンが4万円もすると判明した場面。
想が「持ち主に返さなくちゃ」と手話で話しているときに、
奈々は「きっとお金持ちだよ。返さなくていいよ」と手話で表します。
紬がお金持ちではなく音楽好きなゆえに高いイヤホンを使っていると察しがついている想はイヤホンを返却しますが、
よく考えたら「きっとお金持ちだからイヤホン返さなくていいよ」というセリフは少し性格がよくない気もします。
また第三話では湊斗が奈々といるときに想にライン通話をかけてくる場面がありました。
そのときに奈々は、
「耳のことを知っているのにかけてくるの?いやがらせだよ、ブロックしなよ」と言うのです。
ブロックしなよまで言わなくても・・・
silent:夏帆のあざとテクニック
第二話で想と待ち合わせた奈々。
そのときにしょっていたリュックのチャックが少し開いていたのを見つけた想はチャックを閉めてあげます。
その場面を見ていた視聴者は「想は優しいな」としか思わなかったかもしれません。
しかし第三話にて。
想を見かけた奈々は、わざとリュックのチャックを少し開け、想に直してもらうというあざとテクニックを使いました。
素直でかわいいという印象の奈々でしたが、実は少し計算高い?と思わせるシーンでした。
あざとい女代表|NANAの幸子をご存じ?
NANA幸子「わざとだよ?」
ところで皆さんは矢沢あい先生の「NANA」に登場した「幸子」をご存じでしょうか。
NANAは読んだことがなくても「幸子のあざとテクニック」=「わざとだよ?」だけでもご存じかもしれません。
章司と終電を逃すためにわざとヒールの靴を履いて乗り遅れるというスゴ技です。
この一言で、当時の読者間で幸子は「ビッチ悪役」となってしまったのです・・・。
【わざと?】夏帆の役名が「奈々」
ところでこのNANAの主人公の名前は「奈々」なんですよね。
これは脚本家の生方美久先生、NANAを知っていて夏帆の役名をわざとこの名前にしたんでしょうか・・・?
考えすぎかもしれませんが、
silent内ではラインの画面の予測変換から想が紬に送ろうとした言葉が想像できるようになっていたり、テントウムシ(幸福の啓示)が湊人の指から離れることでこれから起こる不穏を予感させたり、細かい演出が光る作品となっています。
登場人物の名前にも隠れた意味が込められている可能性もありますよね。
silentの中で奈々がどのように想と紬の邪魔に入るのか…そちらも楽しみになってきました。
ドラマをどうひっかきまわしてくれるかな?
まとめ
silentはセリフや仕草、演出の細かいところを読み取っていくのが面白い構成になっており、直接描かれないところでも想像を膨らませて楽しんでいけるドラマのように感じます。
ちょっとしたセリフから人物の気持ちや性格を感じてみるのもいいですね。